万化を楽しむ!

アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

【映画感想】インターステラーを見てきたよ!【致命的なネタばれは無い】

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本当は楽園追放を見る予定だった

12月に入って本格的な寒波が襲来した6日、インターステラーを鑑賞してきました。本来は虚淵玄氏が脚本を書いた「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を鑑賞する予定だったのですが、紆余曲折を経てこの映画ということに。

この日はそれ以外にも「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」や「宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟」などが封切りをむかえる日でしたが我々のターゲットはインターステラー。オタクは宇宙も好きなのだ。

ちなみに事前情報は皆無で、どうやら地球が滅亡しそうで、移住可能な他の惑星を探しにいく、という程度しか認識していませんでした。ん?わりとありふれている?

クソ寒い…気温が…

鑑賞した場所はこちら、

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新宿バルド9。新宿区内ではピカデリーと並ぶ大型シネコンのようです。よく初回公演の舞台挨拶とかもおこなわれているそうで。 私はここの映画館にいくのは初めてで事前に調べていったもののJRの新宿駅からは結構歩きます。そして寒かった… ついに冬が本気を出したようで、それなりに厚着をしていったのですが到着するまでに相当冷やされました。 しかも帰りに知ったのですが付近まで地下道がある模様…これだから慣れない土地は田舎者には厳しいです。

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ゆるゆりではなく…

こちら。

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どの作品が目当てかわかりませんが、映画館周辺にはかなりの同族臭が…オタクはオタクを嗅ぎ分けるッ!

オタクこそ見るべき

簡単なストーリーをおさらいすると

近未来。地球規模の植物の枯死、異常気象により、人類は滅亡の危機に立たされていた。元宇宙飛行士クーパーは、義父と15歳の息子トム、10歳の娘マーフとともにトウモロコシ農場を営んでいる。マーフは自分の部屋の本棚から本がひとりでに落ちる現象を幽霊のせいだと信じていたが、ある日クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージではないかと気が付く。クーパーとマーフはメッセージを解読し、それが指し示している秘密施設にたどり着くが、最高機密に触れたとして身柄を拘束される…

十分序盤のネタバレ入っていますがこんなスタートから色々あって主人公であるクーパーさんは新たな移住の可能性を模索するため宇宙へ旅立たされる事となります。

核心部分のネタバレ無しでこの映画の良さを伝えるのはとても難しいのですが、この時点で正統派SFの雰囲気をプンプンと漂わせておりその品格は王者の風よ!言いたくなるほど。

実際とてつもない労力をかけて考えられただろうSF描写は圧巻でした。あくまでSFなので「いや、今の助かるの?」と細かい所が気にならなければ集中力を切らさず観賞できると思います。

また観賞前までは知らなかったのですが本格SFであると共に、「愛」というものにもスポットが当てられています。 宇宙へと旅立ったクーパーと地球に残された娘マーフとの「家族愛」はこの映画で重要な役割を果たしますし、惑星を探しに旅立った先でも度々愛という言葉がクローズアップされます。

使い古されたチープな題材だとは思いますが、私は純粋に楽しめましたし、胸を打たれました。王道はやはり強いです。そしてそれを楽しむことのできる作品でした。

また純粋なスペースオペラ要素だけでなく、重力や時間、相対性理論などの要素が今作には頻繁に登場します。 クーパーの旅だった先では地球と同じ時間が流れていない事もしばしば。4次元、5次元なんてキーワードも飛び交い、この辺りはゲームから始まりメディアミックスを経て高評価を叩きだした「STEINS;GATE」を思い起こさせます。

こんな感じでオタクに接点が多々ある要素を含んだこの作品。私のような30代くらいのオタク受けすること間違いなしの一本であると判断しますね。

個人的感情論、宇宙、重力、そして愛

大変満足いたしました。

細かい事を気にせず全てを楽しむことが出来たと思います。ちなみにこの映画上映時間が約3時間なのですが良い集中力を持続して楽しめたのであっというまでしたね。

今年はアニメも含めますと10本程度映画を劇場で見ましたが、その中では「機動戦士ガンダムUC episode 7」と少し迷いますがインターステラーが一番ですね。 ラストの終わり方もとても満足でした。

私はそんなに映画を見る方ではないので私の鑑賞頻度ですと2、3年に一度の名作、といった判定です。

しかしながら万人受けする映画では無いとも思いました。 派手なアクションシーンもありませんし、先の見えない、希望を探す宇宙旅行は常に未知と不安が溢れているため、暗いシーンも多いです。設定などの考察は善し悪しでしょうが、気になる人もいるかと思います。

なので上記の設定を好ましく思い、受け入れられる方、頭カラッポで楽しめる方、あとオタクの方に強くお勧めできると思われます。特にオタクの方ね。

「愛は次元を超える」とか中盤で超エリート科学者の人が言い出すのですが、そういうの嫌いじゃないって方、騙されたと思って見に行ってみませんか? 私は大好きです。

次はこの作品を見たい。

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朱ちゃんぺろぺろ。