万化を楽しむ!

アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

新海誠監督の3作品、NHK BSプレミアムで放送 新海監督と私 


「秒速5センチメートル」予告編 HD版 (5 Centimeters per Second)

新作の公開を8月に控える新海誠監督のアニメ映画過去作品「秒速5センチメートル」、「ほしのこえ」、「言の葉の庭」の3タイトルが3月8日からNHK BSプレミアムで順次放送されるようです。

日程は下記の

秒速5センチメートル」3月8日午後11時45分~ 「ほしのこえ」3月18日午後11時15分~ 「言の葉の庭」3月25日午後11時45分~

となっており、「秒速5センチメートル」は昨晩の8日に放映されたようです。

私はこの3作については全て視聴しているのですが、新海監督の長年のファンで結構昔の作品もプレイしていたりします。

日本ファルコム時代から


PC98版、英雄伝説Ⅲ 白き魔女OP ,,,,(今回はPC88はお休み)

日本ファルコムというゲーム会社をご存じだろうか?

今はPS VITAやPS3等で「軌跡」シリーズ等をリリースし、貴重な正統派JRPGを作り続けているゲームメーカーです。

古参ゲームメーカーで「軌跡」シリーズの元となった「英雄伝説」シリーズやアクションRPGの原点ともなった「イース」シリーズ等ヒット作も沢山出しているんです。

私は昔からこの「英雄伝説」シリーズ、特にⅢ、Ⅳ、Ⅴが好きでした。

Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの三作は時間軸上つながりがある事から、その舞台である世界名を取って「カガーブトリロジー」と呼ばれ、当時は珍しく、パソコンで出たRPGでした。

この三作を筆頭に、英雄伝説シリーズはPSPに移植され、英雄伝説Ⅵの「空の軌跡」シリーズのヒットによって、広く名を知らしめました。

というかPSP移植が成功していなければ、ファルコムの経営は中々厳しかったのではないかと思います。

この「カガーブトリロジー」や「イースⅡエターナル」など、PC時代のファルコム作品のOPムービーのいくつかを新海監督が手掛けており、その特徴的な光の使い方や景描写の緻密さ、美しさは当時から際立っていました。

その後もminoriという所謂エロゲーメーカーのOPムービーも手掛けておられ、エロゲー全盛期の有名メーカーであったため、私もプレイしていました。

当時からその映像の美しさは郡を抜いていたため、名前は知らなかったのですが、目には焼きついていました。

ほしのこえ」と「雲の向こう、約束の場所


雲のむこう、約束の場所 予告編 (The Place Promised in Our Early Days)

新海監督の名前が、大きく知れ渡ったのは2002年に公開した『ほしのこえ』でだと思います。

監督・脚本・演出・作画・美術・編集などほとんどの作業を一人で行った約25分のフルデジタルアニメーションで、そのクオリティの高さから注目を集め、多数の賞を受賞しました。

そして2004年、初の劇場長編作品となる『雲のむこう、約束の場所』が公開。

ほしのこえ」を超える作画のクオリティーと巧みな演出、素晴らしい音楽が評価され、この作品で第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』などを抑え受賞します。

私が新海監督のアニメ作品を見たのはこれが初めてなのですが、一発でファンになりました。

今も新海監督の作品の中で一番好きな作品です。

今思えば青臭い、思春期の厨二病全開のアニメ映画なのですが、美麗な映像と相まってとても心を揺さぶられました。

そして次の連続短編アニメーション「秒速5センチメートル」の公開が決まった時、私は必ず劇場に見に行こう、と心に決めたのでした。

こころにナイフを刺された。そして抉られた

上映館が少なく、確か渋谷に見にいったと思います。

平日にゆっくり見に行きたかったのですが、その時はまだ今の会社ではなかったので有給が取りにくく、調整に苦労したのを憶えています。

気合いを入れて早めに行ったのですが、丁度前の上映回が終わった後で、映画館からはその回を見たであろうお客さんが丁度出てくる所でした。

何故か異様な雰囲気で、そのお客の顔も皆一様に首を傾げるような、見た映画に納得していないような、疑問をもっているような感じでした。

ひと組のカップルが映画の内容について言い争いをしていたのを記憶しています。

そして1人でこの映画を見ました。

客席に人はまばらだったので丁度見やすい真ん中あたりに陣取って鑑賞しました。

内容はぜひ見てもらいたいので多くは語りませんが、山崎まさよしさんのOne more time, One more chanceが流れたラストを見終わった後は私は席で1人放心していました。

「ああこれ知ってるぞ、痛いやつだ。」

「男性特有の、痛い奴だ。」

なんとか立ちあがって、帰ろうと後ろを向いたら、私の真後ろで鑑賞していただろう、20代のOLさん風の女性が声を殺して手の平で顔を覆いながら泣いていました。

「わかる、わかるぞ…」

そう思いながら私は映画館を後にしました。

私がスクリーンを出る直前まで、その女性は席で泣いていました。

刺さったナイフはいまだ抜けず

この映画の評価は、見る人によって両論賛否なのではと思います。

少なくとも、見終わった後、気持ちよく、心の晴れる映画ではないと思います。

ですが男の恋愛観というか匂い立つような青臭さを描いたこの映画を私は嫌いにはなれませんでした。

山崎まさよしさんのOne more time, One more chanceウォークマンに入れて、繰り返す聞く日々でした。

その後も長編劇場作品の公開が続いている監督ですが、その作品を見るとまだまだ試行錯誤中なのかな、と思います。

秒速5センチメートル」を見た時、こころに刺さったナイフはいまだ抜けません。

私は新海監督に囚われたままです。

2016年8月公開予定の新作映画「君の名は。


「君の名は。」特報

その公式サイトを見ると、期待を裏切らないであろうワクワク感がとまりません。

3月18日には「ほしのこえ」。

3月25日には「言の葉の庭」が放映されます。

ぜひこの機会に新海監督の世界に触れてみるのはどうでしょうか?

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