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アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

名作SRPG ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 感想 初心者にも


ファイアーエムブレム聖戦の系譜オープニング

昔からシュミレーションRPGが好きでした。

小学生の頃からこのジャンルをプレイしており、シュミレーションRPGの代表核となった「スーパーロボット大戦」シリーズも最初からプレイしています。

そんな私が出会った最初のシュミレーションRPGはこの「聖戦の系譜」の前に発売された「ファイアーエムブレム 紋章の謎」という作品でした。

この「紋章の謎」はスーパーファミコン用ソフトで1994年に発売されました。

シリーズとしては三作目で「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」の続編で、「暗黒竜と光の剣」のリメイクを「第1部、暗黒戦争編、暗黒竜と光の剣」とし、その続きの「第2部、英雄戦争編、紋章の謎を収録した2部構成となっていました。

今となって浸透したスタンダードなタイプのシュミレーションRPGでしたが、ファミコン時代にありがちな難易度であり、リメイク前の暗黒竜より難易度は抑えられていたようなのですが、小学生だった私にとっては激ムズでした。

特に第2部の紋章の謎は隠し要素も多く、攻略本を駆使してなんとかクリアした憶えがあります。

ですが沢山のキャラの中から気に入ったキャラを強くしたりして、難しい難易度を突破していく快感が私をこのゲームにのめり込めさせました。

今はすっかりキャラゲー感が前に出たファイヤーエムブレムシリーズでしたが、昔もお気に入りのキャラを強くしてゲームを攻略していくという、私の中ではキャラゲーだったのでした。

シリーズの良さを大幅パワーアップ

そして発売されたシリーズの4作目がこの「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」でした。

私は当然購入しましたがありとあらゆる点が大幅にパワーアップしており、斬新な設定採用されています。

それが親子2代にわたるストーリーです。

前半に登場するキャラは5章まで離脱してしまい。6章以降は基本的に今までのキャラの子供たちをプレイヤーユニットとして操作していきます。

そしてなんとマップ中に異性のキャラ同士が隣接した状態でターンを終了すると、恋愛関係が発生し、相性はあれど恋人関係が成立します。

それ自体はそこまで攻略中に影響を与えないのですが、前半に恋人同士になったキャラの子供が後半に登場するのです。

その可能性はかなりの自由度でそれぞれの思い等も描かれるため、お気に入りのキャラにだれをくっつけようかなど、妄想が相当捗ります。

容姿や相性などで選んでも良いのですが、そうもいかないのが聖戦の系譜

子供は両親の個人スキルやパラメーター成長率、武器や所持金などを継承するため、子供の強さに大きな影響を与えるのです。

ユニットの基本性能は母親で固定となるため、父親となるユニットの持っているスキルなどの親和性が低いと露骨に使えないキャラが平気で生まれます。

ですが好きなカップル同士の子供とか、基本好きなわけで、駄目な子程可愛かったりして贔屓しちゃうなど、もう可能性は無限大。

強さを取るもよし、愛を取るもよし。

このカップリング考察だけで周回プレイが捗るのが聖戦の系譜なのです。

親子2代にわたる壮大なストーリー

聖戦と呼ばれる戦争によって平和がもたらされたという伝説の残る大陸が物語の舞台になっており、紋章の謎と同じ二部構成になっていますが大陸内の様々な国々の思惑や宗教組織などが複雑に関わり、国家間で起こる戦争が物語の中心になっています。

主人公たちも物語のきっかけは小さな侵略戦争へと対抗するために始まりますが、複数の意思が絡み合い大きくなっていく戦争へと巻き込まれて行くとこになります。

やがて大陸を二分する戦争となり、時には親子や血族同士で殺しあうといったことも起こりえる展開となります。

これらが上記の結婚システムと合わさって、ユニット個人間の思慮にも戦争の影響が関係し合う、複雑で重厚なストーリーを生みだしました。

ユニットもより個性的に、育成が捗る

ファイヤーエムブレムシリーズで広く採用されているシステムとしては「敵の拠点をこちらの主人公ユニットで占拠する」というものです。

殆どの場合、拠点をボスユニットが守っていますので、ボスを倒せばあらかた終了ですが、わざわざ主人公ユニットを向かわせ占拠しなければなりません。

そして主人公がやられるとゲームオーバー。

そもそもファイアーエムブレムシリーズは基本ユニットがやられると死亡し、生き返らないパターンが殆どです。

なのでこれまでのシリーズでは主人公は手厚く守られ、戦闘でも特に使用しなければならないという事もなく、最後までレベルが低いという事もままありました。

そしてラスボスなどに有効な武器は主人公専用だったりするので困ったりするのですが。

ですがこの聖戦の系譜前半の主人公シグルドは従来の主人公たちにあるまじき強さを持ち、序章に強武器の「銀の剣」を入手するため、破竹の強さで敵を蹴散らします。

正直前半はシグルド1人でクリアできなくもないといっても言い過ぎではありません。

聖戦の系譜では同じ武器で敵を倒し続けると、50人倒した時点で武器に「必殺」のスキルが付与され、シグルドの強さと「必殺」が付いた「銀の剣」の組み合わせは、今までの主人公たちは何だったのかという程の強さを誇ります。

この「銀の剣」は大抵後半登場のシグルドの息子に受け継がれるので、親子二世代にわたり敵の血を吸い続ける恐怖の武器となります。

シグルドの強さもそうですが、ユニット間の個性が際立ち、スキルや武器にもメリハリがついたため、ある意味大雑把になりました。

また武器にもステータスに大幅な修正を与え、威力も作中最大の「神器」が登場したため、これを装備できるキャラは必然的に強キャラとなります。

スキルや兵種間の特徴も顕著になったため、格差は広がったと言えます。

それでもどのキャラも育成し、Lv20以上で行えるクラスチェンジを行えば、雑魚キャラをものともしないくらいの強さになりますので、愛するキャラを強くする楽しみは増したといえます。

その他に、後の作品にも影響を与えるような新システムも多数採用。

武器や兵種、個人に付与される様々な効果を発揮する「スキル」や、武器、魔法間で作用す「3すくみ」というシステム。

また今まであったクラスチェンジに関してもLvが20以上になれば殆どのユニットが可能と幅も広がりました。

上記しましたがキャラ間の特徴や特性が顕著になったため、強キャラでのごり押しが可能になるなどある意味大雑把になりましたが、敵の攻撃も当たるとそれなりに痛いため、強すぎるがゆえに敵を倒しすぎて一度に多数の敵と交戦し、結果やられてしまう「やっつけ負け」などという現象もおこるのでした。

シリーズ屈指の名作 初心者にも

ファイアーエムブレムリーズは2016年4月現在、リメイクを含むと14作品となる任天堂を代表するシリーズとなりました。

暗黒竜と光の剣」、「紋章の謎」はDSでリメイクされており、これ以外のシリーズは私は全て遊んでいます。

正直私はセガサターンプレイステーションで育ってきたオタクのため、ゲーム性の違いか任天堂をあまり好ましく思っていなく、ゲームキューブWiiで発売された作品は、ハードを借りてプレイするという偏愛を見せています。

3DSはモンハンの圧力に屈して購入してしまいました…

紋章の謎」までリメイクされいるため、次は「聖戦の系譜」のはずなのですが、中々話はでてきません。

とはいっても、単体としての完成度は神レベルと言っても良いこの「聖戦の系譜」、今はバーチャルコンソールでプレイが可能です。

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これもWii Uになってしまうので、3DSでもできるようにならないかなぁ…

追記:2016年8月27日になんと3DS版も配信が開始!これは嬉しいです。最近はゲームはめっきり携帯機がやりやすいです。 起動は早いし、寝っ転がってできるのは最高ですよ。

[asin:B01LCE4A94:detail]

www.nintendo.co.jp

昨今のファイアーエムブレムシリーズは伝統は受け継いでいるもののシステム的にもキャラ的にも現代に合わせて随分とプレイしやすくなっている印象です。

そんな聖戦の系譜もキャラやユニットにメリハリが付いた結果、明らかに強いキャラ、というのが表面化し、難易度も随分と下がっているので、初心者の方にもおすすめできる作品になったいるといもいます。

それでもロストしたキャラを復活させる手段は限定的な為、そこいらのシュミレーションRPGよりも難易度は高いかと思います。

シリーズとしては長いため、新作が出る度それなりに話題になるため遊んだことがあるという方も多いのではないかと思います。

そんな方にもぜひプレイしてもらいたいのが「聖戦の系譜」です。

しかしお気に入りのキャラをカップリングさせて子供まで生まれてしまうなんて、ちょっとギャルゲ的要素を先取りした実に斬新なゲームであると思います。

私自身何周したかも覚えていない位遊びつくしたこのゲーム。

プレイ環境が整っているならばぜひ、遊んでみてはいかかでしょうか?

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攻略本だけで20冊近く出ています。

コミカライズも。

http://www.banka-enjoy.jp/entry/2016/03/31/183121www.banka-enjoy.jp

http://www.banka-enjoy.jp/entry/2016/03/11/175447www.banka-enjoy.jp

http://www.banka-enjoy.jp/entry/2015/01/27/144405www.banka-enjoy.jp