万化を楽しむ!

アラサーリーマンが日々思いついた事を書き殴ります。妻も私もオタクな為、オタク関連多めです。

アトラスの本気、正当進化を遂げた名作 「ペルソナ5」感想

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2016年9月15日、アトラスよりPlayStation 3PlayStation 4用ゲームソフト「ペルソナ5」が発売されました。

タイトルを見てもわかる通り、同社のペルソナシリーズのナンバリングタイトル5番目の作品となります。

前作となる「ペルソナ4」でヒットを飛ばし、アニメ化等の影響もあり、アトラスを代表するシリーズとして満を持しての発売となりました。

やっとのことでクリアしたので感想を書いてみたいと思います。

個人的にもゲーマーとして古い付き合いのある会社で、同シリーズもプレイしています。

ですが、正直のところ「ペルソナ5」にはあまり期待はしていませんでした。

それがプレイする前の気持ちだったんです。


ペルソナ5 PV#01

アトラスという会社

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アトラスという会社、その他の代表作として、「真・女神転生シリーズ」、「世界樹の迷宮シリーズ」、その他にアニメ化された作品として「デビル差バイバーシリーズ」があります。

歴史あるゲーム会社で、今は比較的ライト向けの作品もリリースしていますが、代表作品となる「女神転生シリーズ」を筆頭に、ダークな雰囲気で、高難易度を誇る作品が多かったです。

幼少期の友人がダークで難易度の高い作品が好きな影響を受けて、私も小学生の頃からアトラス作品をプレイしていました。

しかし、昔は今と違ってインターネットで簡単に攻略情報を得ることが難しかった時代。

小学生には荷が重く、クリアできない作品も多かったです。

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初代女神転生とかマジ無理ゲー。

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真・女神転生Ⅱも最後の方に詰まってクリアできなかったな…

特にトラウマとして残っているのが初代ペルソナとなる女神異聞録ペルソナ

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1996年、当時は中学生でしたが、プレイステーションで発売された女神転生シリーズの派生作品として発売されたこの作品、意気込んで購入したものの、難易度の高さに発狂。

セーブポイントやボスを倒したダンジョンから帰る手段も来た道を歩いて戻る、というもので、ダンジョンからの帰り道に全滅を食らってやり直しという事も多々ある作品でした。

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特にラストダンジョン付近は驚異の難易度で半泣きでプレイをしていました。 なんとか根性を振り絞ってクリアしたものの、当分ペルソナはいいや、という気分に。

しかしゲームとしてのポテンシャルとしては高く、なんと通常プレイしていると進むであろうルート、通称「セベク編」の他に、隠しルートとして「セベク編」と同等以上のボリュームとさらなる難易度を誇る「雪の女王編」(アナ雪ではない)を収録しており、1本のソフトで2度美味しいなど、アトラスのやる気が溢れているソフトでした。

しかし「雪の女王編」は情報がないとまずたどり着けない上に、さらに激ムズの難易度で今思うと実にアトラスらしい仕上がりだったと思います。

この初代ペルソナに懲りた私は次のペルソナ2はプレイせず、しばらくシリーズから離れていました。

しかしシリーズ3作目のペルソナ3ではがらりと雰囲気を変え、今風に。

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制作を超名作「真・女神転生III-NOCTURNE」チームが担当しておりこの3から4、5へと現在のペルソナのイメージが作られた作品となりました。

画面のデザインがポップな感じになったり、BGMの多くに英語のボーカル曲が採用されていたりと、グラフィックやサウンド面においても過去の作品にはない作りとなっていますが、ユーザビリティや難易度は少し荒を残すというイメージでした。

後の調整と追加要素を加えたペルソナ3 フェス(PS2) 、ペルソナ3 ポータブル(PSP)が発売されました。

2008年にはゲームを原案としたテレビアニメ「ペルソナ 〜トリニティ・ソウル〜」が、2013年から2016年に渡って原作のストーリーを忠実に再現した劇場アニメも随時劇場公開となりました。

そしてその2年後に発売されたのがペルソナ4。3の流れを継承し、デザインなどのスタイリッシュな雰囲気は残しながら、前作の舞台「都会」に対し「地方都市」、全体のカラーや雰囲気が「ダーク」に抑えられていた前作に対して今作は「ウォーム」なイメージ、デザイン面でも「フィクション色が強すぎるデザインは控える」などの変化で人気を博し、アニメを筆頭に多数のメディアミックスが行われアトラスの知名度を上げた作品となりました。

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このペルソナ4までの流れで一般的な知名度を獲得。昔を知る私としては正直アトラス作品がアニメ化するなんで夢にも思っていませんでしたよ。

時代の変化に対応し、素晴らしい作品を作り上げたと思っています。

ペルソナ3を正当進化させた4はさらにプレイしやすく、万人受けする内容になっていたと思います。

しかしボリュームがあり、RPGとしてはシュミレーションパートが長いため、合う、合わないが激しい作品でもあると思っています。 向かない人は最後までクリアできなかったという声を私の周りでも聞きます。

こんなペルソナシリーズの8年ぶりの新作は、冒頭にも書いた通り、プレイするまでそこまで期待していませんでした。

まず純粋に面白いゲームというものは、発売されるゲーム数に比べて圧倒的に少ないと思っています。

ゲーマーの方なら判っていただけると思いますが、面白かったシリーズの次回作が駄作だったなんて事は日常茶飯事。

いくら好きなシリーズとはいえ発売日に特攻するのは有る程度リスクを伴います。

さらに今回の「ペルソナ5」は主人公たちが怪盗団として活動します。

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え?学生が怪盗団?

私は発売前のゲームの知識はできるだけ仕入れない方なのですがその言葉だけ聞くと、大丈夫なのかと不安になりました。


ペルソナ5 テレビCM「放課後怪盗編」

あとはTVCMもちょっと…

お布施の意味も含めて予約開始し始めた時点で「ペルソナ 豪華版 20thアニバーサリー・エディション」を予約しておいたんです。

買ったからにはと、発売して2日後くらいからプレイし始めましたが、驚きの連続でした。

これがアトラスの本気か、と。

他の追随を許さない圧倒的クオリティ

まずペルソナシリーズは3から現在のスタイルを確立しました。

ジャンルとしてはRPGですが、常にダンジョン等の探索や攻略をしているわけでは無く、一定周期でRPGパートと日常の学園生活パートを繰り返します。

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学生兼怪盗としての生活を送ります。

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大凡1、2ヶ月周期で怪盗としての大掛かりなミッションが発生するので、日常を送りつつ、そのミッションをクリア、というサイクルで話が進みます。

通常は日めくりカレンダー方式で一日一日を過ごします。

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イベントでまとめて日数が飛ぶ事もありますが、その中でダンジョン攻略に精を出したり、アルバイトしたり、仲間と絆を深めたりします。

なのでテンポが良いと言いづらく、クリアまで時間がかかります。

多分初回ある程度丁寧にやろうとするとクリアまで100時間近くかかるでしょう。私がそのくらいでした。

これがペルソナシリーズの長所でもあり短所でもあるところで、このテンポとクリア時間に付いていけない人もいると思います。 今作5のボリュームはシリーズ最長です。

そして青春群像劇である今作のテーマは、「怪盗」。

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さらに「反逆」や「抵抗」という意味もあり、主人公たち子供 vs 大人といった構図も描かれ、怪盗の標的となる大人達は普通にクズばかりです(笑)

なのでシナリオや一部のキャラに対して嫌悪感を抱く方もいるかもしれません。

なので万人受けする作品ともいえません。逆に今までのペルソナシリーズを楽しめた人にとっては最高の作品ともいえると思います。

悪い所としてはこのくらい。

良い所としては全体的なクオリティです。

圧倒的ですね。ここまで細分こだわって練り上げられた作品が近年あったでしょうか。

シリーズの作風も今作のコンセプト自体もある程度尖っています。 その尖り具体もここまでいけば見事の一言。

もうOPからそのこだわり具合が炸裂です。

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とにかくスタイリッシュでかっこいい。ただの中二病かよ、とも思いますが、ここまで突き抜けて徹底していると、それはもう一種の美学です。

主人公たちは「怪盗」として様々な敵に挑む事となります。

その際には怪盗モードともいえるコスチュームに姿を変えます。そしてその間はお互いをコードネームで呼び合います。

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例えば主人公は「ジョーカー」、その他の仲間たちは「スカル」、「パンサー」、「フォックス」等々。

そしてダンジョン攻略中は怪盗らしくアクションシーンを駆使して進んでいきます。

まずその画面を見て思った事は「アサシングリードかよ!」です。

ダンジョン攻略中のアクションもスタイリッシュ。

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物蔭に隠れてもスタイリッシュ。

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そしてこのドヤ顔である。

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ドヤァ。

もう1から10まで中二病である。

しかしそれもココまで徹底していると見事の一言です。

その他にもとことん細部までこだわったであろう描写が満載。ここまで作り込めるなんて、と本当に驚きました。

細部までこだわったであろうアトラスの見せ方に終始ニヤニヤしっぱなしでしたね。

売り上げも好調で日本を代表するRPGシリーズといえるのではないでしょうか。

そのクオリティの高さがまずペルソナ5の魅力です。

一回では遊びつくせない学生生活

主人公たちは怪盗団として悪を改心させると共に、1人の学生として学生生活を送る事になります。

学生生活パートも本当にやる事が多く、細かく、多彩で、釣り堀で釣りに興じるもよし、バッティングセンターでバッティングの真髄を究めるもよし、アルバイトに励むもよし、です。

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ミニゲームも多彩です。

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ですが基本的には主人公のパラメーター、「知識」、「度胸」、「器用さ」、「優しさ」、「魅力」の5つを鍛え、様々な特殊技能を持つ人々と絆を深めていく、という流れになります。

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絆は力、というのがペルソナシリーズの通例です。

各ステータスの強化、コープの強化(絆の強化)は割と煩雑であり、上げる事ができればゲーム進行が有利になるものの必須ではありません。

シリーズを遊んできたプレイヤーなら全コープMAXは目指すべき目標ですが、その管理が面倒臭いのも事実。

適当にやりたい事をやりたいように勧めても問題はありません。

しかしコープを進めて絆を深めるのも面白いんですよね。

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こんなおっさんから、美少女まで様々です。

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中にはゲームの進行を大幅に有利に運ぶ特殊効果を与えてくれるコープもあるので有効に活用していきたいものです。

コープを深めて行く上でのやり取りは仲間を含めて全員がどこか「居場所」が無い人々ばかり。

1週目で全コープMAXを狙っていましたが、それだけでなく、話そのものにも引き込まれる事が多かったです。

コープで話が好きだったのは前述の政治家吉田寅之助。

普通に良い話だったんです。

ゲームの進行に直接の影響は無いものの、学生生活パートでの要素もペルソナシリーズの大きな特徴です。

私個人は戦闘しているよりこっちの方が好きでした。

女性キャラと仲を含めて行けば恋人にもなれるなどプチギャルゲー要素もあいかわらず健在です。

バトルの難易度

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RPGパート、バトルパートはシリーズお馴染みの要素を加えつつ、進化しました。

ダンジョンはアクションを駆使しながら突破していく4を周到していますが、今回は怪盗、ということで謎を解いて先に進むという要素が増しています。

敵とのエンカウントもフィールド上を徘徊しているシンボルと接触する事で発生しますが、基本的には敵に見つかることなく、背後を取る事によって有利な状態から戦闘を進める事が可能です。

逆に敵から攻撃を受けてエンカウントするとこちらが不利な状況から戦闘がスタートします。

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この辺りは慣れれば特に問題は無いと思いますが、それも選択する全体の難易度によって変わってくるでしょう。

戦闘システムはアトラスが女神転生シリーズ、ペルソナシリーズで練り上げてきたシステムを踏襲しているのでシリーズ経験者なら問題無く対応可能かと思います。

ですが敵と味方の相性が悪いと一方的に攻撃を受けるこのシステムは良くも悪くもバトルに緊張感をもたらします。

またシリーズ伝統の敵との会話システムも健在。

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敵をペルソナとして入手したり、金品やアイテムを手に入れる事が可能です。

そしてアトラス作品の大きな特徴がゲームの難易度。 全体的に高く設定されています。

ペルソナ5で選択することができる難易度は難しい方からHARD、NORMAL、EASY、SAFETYの4つ。

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ペルソナ5も歴代アトラス作品と同じく、難易度次第だと中々に厳しいです。

まずHARDは相当厳しいでしょう。普通にさらっと全滅します。

さらに序盤はいわゆるマジックポイント、ペルソナで魔法を使用する際に消費するSPの回復手段が乏しいです。

ペルソナシリーズにおけるバトルの基本戦略は敵の弱点を突く事にあります。

敵は炎を弱点だったり、氷が弱点だったり様々なのですが、何をするにもSPが必要です。 SPを消費しない通常攻撃もありますが、効率が良いとはいえず、通常攻撃に耐性を持っている敵も存在します。

なのでSPが尽きるとダンジョンを進める事が困難になり、ダンジョンから脱出せざるを得なくなります。

ペルソナ5はゲーム日数が限られているゲームで、ダンジョン攻略にも行動ターンを消費します。よってダンジョン攻略に時間がかかると、その他の行動回数が減る事になります。

難易度はダンジョン攻略難度にも直結しているので良く考えて選びましょう。 HARD、NORMAL、EASYの間ならば難易度の変更は可能です。

中盤以降はSPを回復する手段も増えますのでマメにセーブをするようにすれば苦戦しながらも進める事が可能だと思います。

プレイした感じ、NORMALでもそこそこ手ごわいです。

対して難易度SAFETYは一度選ぶと変更はできなくなりますが、事実上全滅無しの超ヌルモードとなります。

しかも経験値、お金の取得量も増えます。デメリットは今のところ確認されていません。 お金も大量に手に入るようになる為、全てが楽になります。

プレイスタイル次第ですが、難易度SAFETYは全然ありです。

私はあわよくば一周目から全コープMAXを狙っていたため、最初のダンジョンからさっさとSAFETYにしました。

戦闘を楽しむ、という意味は失われましたが一周目はストレス無く進める事ができ、全コープMAX、所持作成したペルソナを記録する全書も95%以上を達成する事ができました。

戦闘を楽しんで、コープや全書は二週目に回すか、さっさとその辺りを埋めてしまうかはプレイスタイル次第だと思います。

また攻略サイトの充実や攻略本が出れば、一周目でも難なく進められるようなチャートの解析も進むでしょう。

ですがゲームの進行に大きな影響を与える難易度、これについては良く考える必要があると思いました。

お話の方は

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さてストーリーですが前述した通り、主人公たちは怪盗団として活動していく事になります。

とある理由により東京の「私立秀尽学園」に転校してきた主人公は事件に巻き込まれペルソナの能力に目覚めます。

そしてその能力で高校の同級生やクラスメイトを虐げる教師の鴨志田を「改心」させた事によって、世間の悪人たちを「改心」させる怪盗団を結成します。

異世界から人知れず悪人を「改心」させられる能力を持った主人公たちは怪盗団として活躍していく事によってより大きな事件に巻き込まれていく事になっていきます。

私も最初は「怪盗」と聞いてはたしてこれはどうなのか?大丈夫か?と思いましたが、好き嫌いは分かれると思うものの、実によく練られているストーリーだと思いました。

主人公たちは社会の闇や大人のゆがんだ欲望といった、タブー視されている要素を討たんと怪盗団として活動します。

しかし標的として改心させた後でも、スッキリと終わるわけでもなく、これでよかったのか、という疑問が付きまとい、主人公たちもプレイヤーも考えさせられるのです。

単純な勧善懲悪ではなく、正義と悪は表裏一体であり、それでも都度自身で判断して、決断を下さなければならない厳しさが、実にアトラスらしい面白さであると感じました。

ペルソナ4の明るい王道のストーリーと違ってアトラスらしさを押し出した人を選ぶストーリーがペルソナ5だと思います。

致命的なネタバレを避けるため深くはツッコミませんが、少しでも興味を持てた方にはプレイを進めたいですね。

驚異の完成度、まちがいなく名作

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ここまで紹介してきたペルソナ5、その他にもグラフィック、インターフェイス、HUDなど画面に映るもの全てに妥協が無いともいえる作り込みで、細部にまでこだわりを感じられる作りとなっています。

メニュー画面1つとってもよくうごく、うごく。

ペルソナシリーズは音楽も特徴的で従来シリーズよりは大人しめであったものの、今作も素晴らしかったです。

またダンジョンやボスのデザインについてもアトラスらしさが炸裂しており、とても好きでした。

今回のメインストーリーはそれぞれのボスの欲望を凝縮したようなダンジョンとなっておりその変態性、異常性は流石の一言。

特に最初のボスとなる「彼」はその変態性をこれでもかというくらい見事に風刺した、現代アートのようですらある。

これぞアトラス。

有名になってもこのようなブラックユーモアを失わないでもらいたいですね。

後は伏線を完全に回収しているとは言えず、残った謎もありました。

真ENDが噂されていますが、どうなんでしょうか? 少なくとも追加で何かしらのコンテンツ解放か完全版商法はあるような気がします。

地味に完全版商法が得意なメーカーですから(笑) 実際この出来なら買ってしまうと思います。

全てのゲームに言える事ですが、その人に合う、合わないがあるのは当然の事です。

この「ペルソナ5」も苦手だ、とか嫌だ、と思う方が一定数いるゲームであると思います。

それでも細部の細部までこだわりが詰め込まれた「ペルソナ5」は、今ここまでできるゲームメーカーがあるだろうか、と思わせるほどのクオリティのRPGであると思いました。

シリーズ経験者はもちろんのこと、「あ、楽しめそうだな」と思った方は間違いなく満足できる作品に仕上がっています。

経験上、いくら好きなシリーズであっても期待しすぎてはいけないと思っていましたが、そんな思いを見事に打ち砕いてくれたアトラスに素直に拍手を送りたいです。

最後にお気に入りのキャラを紹介。

男性代表?はモルガナと明智吾朗。

シリーズを重ねるごとにパワーアップするマスコット枠とキーキャラを見事に努めたモルガナ。

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あざとかわいい!

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明智吾朗は「探偵王子の再来」とも呼ばれる高校3年生の探偵少年。

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複雑なキャラでしたが、とあるシーンではCV:保志総一朗の熱演もあって、ペルソナ5で一番好きなシーンとなりました。

その他にも魅力的なキャラは盛りだくさんです。

この数週間は随分のめり込んで妻に冷たい目で見られる事もありました(笑)

アトラスの本気を見た「ペルソナ5」、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。