今期覇権アニメか 神回 マクロスΔ 1話 感想
4月の1日より新年度。
アニメ業界もこの日より新クールが始まりました。
以前に
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この記事にも書いたとおり、今期は視聴しようとしてるアニメが多く楽しみにしていました。
そして4月3日に1話が放送された「マクロスΔ」の感想を書いてみようかと思います。
歴史あるマクロスシリーズ
1982年放映の超時空要塞マクロスから続くアニメシリーズであり、現在も定期的にTVアニメが公開されるなど人気を博してる、由緒正しいロボットアニメシリーズです。
異星人との交流や「歌」、「三角関係」など伝統的な要素を含み、バルキリーという三形態に変形するロボットが活躍するなど、確固たる地位を築いています。
実際私もアニメとなった作品は全て視聴しています。
ですが手放しに面白いか?といわれると正直微妙でして、視聴してるのもネームバリューによるものが大きく、今作「Δ」もそんなに期待をしてたわけではありませんでした。
というか個人的な作品毎の好き嫌いも大きいんですよね…
「7」と「F」
好きな作品としては1994年放映の「マクロス7」。
初代マクロスより約35後を描いた作品で、宇宙を旅するマクロス7船団と、生体エネルギーを奪う謎の生命体プロトデビルンの戦いの中で、ロックシンガー熱気バサラが戦場で自分の歌を聞かせようとする姿を描いています。
全49話と長いため、話的な中だるみもあり、主人公の熱気バサラの特徴的な性格もあって、これまた評価のわかれそうな作品ではありますが、私はこのバサラの歌に対する真摯な態度と熱さが大好きでした。
マクロスのキーとなる歌も良い出来で、特に「突撃ラブハート」はマクロスの歌の中でも一番好きです。
逆に苦手なのはΔの前作にあたる「マクロスF」。
シリーズ25周年を記念する作品で2008年より放映されました。
初代マクロスより約50年後を描いた作品で、移民船団マクロス・フロンティアと、人類とは異なる形の知性をもつ超時空生命体バジュラの戦いを描いています。
好きところも多いですが、主人公の早乙女アルトと三角関係を構成するヒロインの内の1人ランカ・リーが苦手でした。
ラストも納得がいきませんでしたし、最後の方は惰性で見ているといった感じでした。
ですが菅野ようこさんが担当した音楽パートは素晴らしく、どの楽曲もハイクオリティでした。
特に嫌いなキャラではありますが作中でランカ・リーを、もう一人のヒロイン「銀河の妖精」シェリル・ノームと並ぶ地位に引き上げた「星間飛行」はそのシーンも相まって、マクロスで2番目に好きな曲です。
マクロスFで一番好きな曲は「星間飛行」ですが、二位以下はほぼ全てシェリルの曲。
衝撃の「射手座☆午後九時Don't be late」から始まり、「ダイアモンドクレバス」、「ノーザンクロス」と「歌シェリル」こと女性歌手のMay'nさんがその実力を遺憾なく発揮しており、神曲連発です。
しかしながらテレビ版を再構成して新たな物語として作り上げられた『劇場版 マクロスF』2部作が公開され、別物といっていいほど改変されていて、私はこっちのほうが好きでした。
そんなこんなで私にとってはマクロスとは何が飛び出すか判らないビックリ箱のようなもので、今回Δを見るにあたっても、期待半分、不安半分といった感じでした。
ちなみに年末年始に先行公開した1話は未視聴でした。
アイドルマクロスという響き いざ見てみると
先行公開されていた1話は録画を忘れて見れなかったのでΔの知識としては、ほぼ真っ白でした。
なのでそれとなく耳に入ってきたフレーズとしては何やら複数の女性ボーカルユニットで敵勢力と対峙するといった「マクロス7」っぽい展開。
そのユニット全員が女性という事から「アイドルマクロス」などと呼ばれているらしい、という事。
Fのランカもシェリルもまぁ、アイドルといえばアイドルなのですが、流行りのアイドルものか…とさらに不安をあおります。
どうなっちゃうんだろう。
最短で3日、日曜日の11:00から放映ということで、この時間ならリアル視聴が可能。
という事で見ましたが…
クソ面白いですね、コイツは!
正直予想以上というか1話だけなら、今期の覇権アニメじゃないでしょうか。
キャラ、音楽、戦闘とどれをとっても素晴らしく、アニメ界の1話を塗り替える出来では。
魅力的なキャラに音楽、神作画の戦闘シーン
物語の始まりはヒロインフレイア・ヴィオンが地元のリンゴ農家に嫁ぐのが嫌で実家を飛び出し、ワルキューレ新メンバーのオーディションを受けるべく密航者となり、主人公のハヤテ・インメルマンと出会う所から始まります。
主人公のハヤテはお馴染みの無気力系主人公でこれからは要観察ではありますが、ヒロインの1人フレイアは天真爛漫でまっすぐな性格で、歌を歌う事に情熱を持っており、実に気持ちの良いキャラでありました。
訛り口調もかわいいですね。
7のバサラを彷彿とさせる感じで実に好感を持ちました。
フレイア役の鈴木みのりさんはFと同様に8000人以上の応募者の中からオーディションで選ばれたそうなのですが、新人らしさもそんなに気になりませんでした。
今後も期待できそうです。
「歌」に関してはアイドルユニット「ワルキューレ」が登場しましたが、まだ全貌が明らかになっておらず、こちらもまだ様子見ですね。
戦闘シーンは1話から全開で動く、動く。
少し詰め込み過ぎ感があり、敵味方入り乱れての乱戦になるので、ちょっと脳が追いついていきませんでしたが、素晴らしい神作画でわくわくがとまりません。
無気力系主人公ハヤテ君の見せ場もあり、彼のこの先に期待が持てるシーンもありました。
そういえばFも1話は神だった
大満足&今後が最高に楽しみな1話となりました。
マクロス良い所を全て詰め込みましたといっても過言ではないのではないでしょうか。
しかし私はあまり好きではなかったマクロスFも1話は神回だと思った事を思い出しました。
というか全体的には好きではありませんが、ちょいちょいFは神回だと思うところがあったのも事実。
全面的に安心はできませんが、継続して楽しめる事を期待してしまいますね。
今期はしょっぱなから楽しませてもらいました。
まだまだ期待作品の1話がこれから控えていますし、そちらも期待して待ちたいと思います。
1話を逃してしまった方も、まだまだ間に合います。
マクロスΔ、要チェックですよ。
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